会長ご挨拶

 小樽建設協会のホームページにアクセスいただきまして、大変ありがとうございます。

    小樽建設協会は、北海道後志地域に根ざした建設業者をもって組織し、建設事業に関する経営と技術の研究を行うとともに、業界の発展と地位向上に努め、地域社会に貢献することを目的として活動を行っている団体であります。

    当協会は、昭和28年に建設業者の親睦と地域の発展のために発足した後志小樽土建協会がそのルーツであります。
    その後、昭和40年に小樽建設業協会と合併、更に平成16年に後志建設事業協会と合併し今日に至っております。

    我が国の経済は、大きな自然災害を受けながらも回復基調を維持し、北海道経済についても胆振東部地震による景気の落ち込みが心配されましたが、設備投資が堅調に推移するとともに、公共投資の増額などにより回復基調にあると言えます。

    当協会が所在する北海道後志管内におきましては、近年、高規格道路である国道5号倶知安・余市道路、原子力災害発生時の避難場所となる道々泊・共和線、より安全な交通ルートの確保を目的とした国道5号塩谷防災、更にニセコ地区国営緊急農地再編整備など、多くの事業が本格化し、後志管内の建設事業の業況に明るい兆しをもたらしております。

    一方、近年は台風や大雨、地震など大規模な自然災害が多発しております。
    私達建設業は、災害に強い地域づくりのため、国土強靭化の推進役を担うだけでなく、災害発生時には、地域住民の安全安心を確保する使命を担っており、会員企業で構成する「おたる災害駆けつけ隊」で今後とも自然災害への対応を通じ、住民の安全安心、生命、財産を守る使命を果たしてまいります。

    また、良質な社会資本整備を行い、災害に強い地域づくりを進めるためには、次世代の建設業を担う技術者、技能者の確保・育成が今後の建設事業の存立に関わる喫緊の課題となっています。

    後志管内の業況に回復の兆しが見えはじめた今こそ、新卒者や若者の受入れ、適正な賃金水準の確保、そして、人材を育て上げるチャンスと考えております。
    そのためにも、ICTの活用、生産性向上、長時間労働の是正、週休2日制の導入など、若者に選ばれる業界となるよう鋭意努力してまいります。

    建設業界は、これまで、地域に支えられ成長してまいりました。
    そのご恩に報いるためにも、個々の企業の経営基盤強化を図り、地域貢献に汗を流し、地域に必要とされ、将来の担い手となる若者や子供達が夢と希望のもてる業界になるよう励んでまいります。
    今後とも皆様のご理解と、なお一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

小樽建設協会 会長 佐々木 徹
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